運動会

本番まであと一週間になりました。今年は少し趣を変えルーム対抗競技が増えています。1番最初の縦割り競技のほかに、玉入れ、リレーはルーム対抗です。来年は、綱引きもルーム対抗にしたいと思っています。

1番2番3番と勝ち負けの種類がふえるのと、並び替えの手間が少ないのが魅力です。今までは赤白両チームが勝ちと負けを経験できるようにしていましたが、チームで力を合わせることや勝つためにどんなことをしたらよいか考えること、工夫すること、練習する努力をすること、勝ったり負けたり、2番だったり、我慢したり、悔しかったり・・いろいろな経験ができるようにと思っています。

子どもたちは練習の度に「勝った」「負けた」と大騒ぎです。勝ったチームが負けたチームをばかにしたり威張ったりする場面も見られ、それはどうなのか子どもたちに考えさせる事もあります。自然なことでしょうが、反対に受ける立場の気持ちも考えられるようにしていきたいと思います。

先日もリレーで差が付きすぎて、アンカーがどんなに頑張っても勝てずに悔し泣きをする場面がありました。前走者も責任を感じたのか一緒に涙していました。でも、気持ちの切り替えもでき、ヒクヒクしながらでも次の組体操の練習に取り組めていて、子どもの成長を感じる場面でした。

大人になるって、思うようにいかないことがあることを飲み込んで切り替えられること、今できることに一生懸命に取り組めること、自分以外の人の良さを認められること、そして、自分のことが好きになれること・・・かな?と思うことがあります。

自分を振り返っても年齢を重ねるだけで、まだまだアマちゃん・・大人になれていないと思うことがありますね。

子どもたちには、成人して社会に出てから一度に大きな挫折を経験するより、今のうちに小さな事でたくさん転んで、立ち上がって、だんだん強くなってほしいと願っています。そのためにも、結果以外の過程を見守り認めてあげてくださいね。

今日の総練習では、ご褒美の金メダルが披露されました。子どもたちの視線はメダルにくぎ付け・・。ご褒美メダルは勝っても負けても最後まで頑張るお友達の首にかけられることになっています。「何のために運動会するのかな?」という難しい問いに「お母さんに喜んでもらう」という素直な答えが返ってきました。子どもたちは家族に色濃んでもらうことが大好きで、頑張っています。生活のリズムを整え元気に参加できるようにご家族が援助することと、たくさんの応援と称賛をお願いいたします。

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